国語勉強法 記述のコツ

句読点

 どこで句読点を付ければいいですか?と聞かれることがあります。実は「句読点の数」に正解はありません。特に「読点」については最低限の決まりはありますが個人の判断に任されているという状態です。

 たとえば「明日運動会がある」という文において「明日」と「運動会」といった熟語が続くときは混乱を避けるために「明日、運動会がある」と漢字と漢字の間に「、」を入れるというルール)はあります。しかしそれ以外は自由です。

 だから専門家をはじめとして様々な文章を読んだときに、全く読点がない場合、逆に読点ばかりの文章だったり、はたまた「ちょうどいい比率」という3パターンがあります。

 とはいえ50文字に対して1,2個の読点が「黄金比」だと言われているので書く際にはおおよその参考にして下さいね。また、高校入試あたりまでは出題される文章は先の黄金比に当てはまっている文章が多く、意味が不明な文は少ないです。

 一文に多くの情報を盛り込んでいる場合は、キリのいい部分に読点が入っていることが多いので読点を参考にして情報の数を読み取ると良いでしょう。先日、「作者の心情を答えなさい」という問題がありました。文を読むと「・・・と思い、~とすら感じた。」とありました。

 この場合は「思い」「感じた」という2つの述語から心情(答えるべき情報)は2つとなります。とにもかくも国語では句読点等を参考に忠実に内容を読み取ることが大切です。

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