読書感想文

それって読書感想文とは言えない

 読書感想文の資料作りが大詰めです!!読書感想文って…難しいですよね。少なくとも〇十年前の私にとっては拷問でした。ハイ、私自身が読書感想文が苦手だったからこそ・・・そしてマニュアル書を見ても書けなかったからこそ「どう指導するか?」に工夫をこらそうとワクワクしています。

 さて、まずは読書感想文を書くにあたって、その本の「テーマ」はなにか?作者は著書を通じて何を読者に伝えたいのか?を正しく把握することが大切です。感想文だから、感想をメモしようと大張り切りの生徒たちは・・・。

 「うわー、こんな事初めて知った。」「え~、なにこれ?」「かわいそう~~~」「すごーーい」等々、必死でメモするパターンが毎年見受けられます。そしてそれらを使っていざ感想文を書くとどうなるか?

「主人公が○○した時は本当に嬉しかったです。」「主人公が△△の時は本当に可哀想でした」「最後は〇△□となってよかったです」といった文章、場面ごとの紹介+その場面に関する感想で終わってしまうのです。

 残念ながらこれでは到底「読書感想文」とは言えません。本全体を通して何を感じ何を学んだかを書く必要があるのです。作者は著書を通じて読者に伝えたいことがあるはずで、それが何なのかを意識しながら読むことが大切です。

 必死で読んでも本全体の「テーマ」が分からない時は「あとがき」やネット情報を参考にテーマ」を理解すればいいと思います。カンニング?と思うかもしれませんが大事なのは「テーマ」に対して自分はどう考えるか、感じるか?です。

 いわゆる「自分の考え」を書くための参考にするだけであってカンニングではありません。ちなみに自分の考えを書くためにはこれまた一工夫が必要ですが・・・これに関してはまた後日に。

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