雑感

先が見えない(森下編②)

 就職が決まらないまま大学を卒業してしまい、いよいよ3月31日を迎えてしまった私。あーあ、明日はどうしよう?と流石に落ち込みかけていた時でした。ちなみに母は娘の就職が決まらないことで落ち込んで半ば寝込んでいるという状態。☜これって私にとっては最高のプレッシャーでした(汗)。

 プルループルルー。

 電話のベルが鳴りました。当時は携帯電話なんてない時代、自宅の電話が鳴ったのです。母は寝込んでいるので私が受話器を取ったところ・・・。

いい話よ!」

第一声がこれ!就職課からのお姉さんからでした。なんとなんと!電話の内容が、私が第一希望の就職先に空きができたから受けてみないかという打診だったのです。もうびっくりしました。そもそも、第一希望の就職先はその時の採用は0のはずだったのです。

 そこからはおかげでトントン拍子で話が進み無事に第一希望の組織で本当に楽しいOL生活を送らせてもらいました。もし私がどこかで就職活動を諦めていたら・・・もし3月31日の段階でどこかに就職が決まっていたら・・・第一希望の組織で働くことは出来なかったのです。

 阪神大震災で交通手段が遮断された状態でも何時間もかかって就職の面接に行ったり、第一希望の就職先の面接時もいつもの2倍以上の時間をかけて伺いました。一言で言うと諦めなかったから奇跡が起きたワケです。

 ここまでの奇跡なんてそう人生に起こるわけではもちろんありません、本当にラッキーだったと思います。では、なぜ諦めずに頑張れたのか?(続く)

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