国語における物語・小説文では心情を表す部分に印をつけるように指導されることが多いでしょう。私自身もそのように指導します。にもかかわらずチェックしないタイプが多いです。なぜチェックしないのか?それは
➀どんなふうにチェックすればいいかが分からない
②チェックすることの大切さを実感していない
この2点でしょう。➀について。「~気がする」「~と思う」「~と考える」、悔しい、悲しい、寂しい、腹が立つ・・・といった言葉を含む文に線を引く。また心の中の言葉には( )をつけるといいでしょう。そうすることによって視覚に訴えることができます。
②について。物語・小説文では必ず登場人物の心情について問われます。だから最初から心情の部分に印をつけておけば問題を解く際にチェックが入っている箇所を中心に見ていけばいいのです。すると面白いぐらいに自分がチェックしたところが答えになったり、あるいはヒントになっています。
例えば10か所チェックしたとしたらそのうち6~7か所が役立ちます。チェックをしておかないと最初から最後まで読む羽目になります。が、が、が、試験中にはそんな時間はもちろんありません。チェックなしで「○○についてはだいたいこの辺りに書いてあった」的に漠然と解くと・・・不正解率が高くなります。
ぜひぜひ騙されたと思って上記2点を意識してチェックを入れてみてください。面白いぐらいに素早く正解に行きつくことが実感できるでしょう。