作文 添削

そんなこと問われていません!

 毎年この時期になると高校・大学受験の志望動機や活動報告書などといったものの添削が増えてきます。そのたびに思うのです。学生にとって自己アピール文で難しいよなああ~~~と。だからこそ第三者からのアドヴァイスが不可欠だと。

 本人は自己アピールをしてるつもりが下手すると自分の苦労ばなしであったり自分の単なる経験を時系列でつらつらと書いて終わるだけになっています。正直言って読み手としてはそういう情報を知りたいわけではないのです。

 過去の経験をとその経験を通して何を学んだか、それら志望する学校や学部との関連性やきっかけを知りたいのです。外大を目指してる学生が海外生活について書いていました。その中で、ある単語のニュアンスや意味がイギリスとアメリカでは違うということにを初めて知ったという経験を書いていました。

 このエピソード自体はすごくいいです。しかし初めて知った・・・で終わってしまったのはもったいないのです。つまり場所が違えば同じ言葉でも意味とかニュアンスが違ってくるということを通して、言語の文化が違うんだということに気がついたからこの学部学科目指したっていう風に書けばいいのです。

 単なる経験終わっていてすごくもったいなかったっていうのがありました。じゃあどうすればいいか?結論を言うと次の2つです。

➀プロの人に添削をしてもらう。

②読み手の立場になって考える。

この2点です。2点のうち①が難しい場合は①だけでも意識しましょう。

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