雑感

「適齢期」を見逃すな!

 最近私は思うのです。「何事も適齢期ってのがあるな~。」と。あ、この「適齢期」というのは別に結婚する時期という意味ではありません。勉強に関する適齢期という意味です。

 私自身は早期教育といったものには肯定派でも否定派でもありません。個々人のいわゆる適齢期というものを見極めて教育すればいいというのが本心です。中学受験をしようと思っているならば当然早いうちから受験勉強をさせるのはごもっともです。

 ただ、本人がその気になってないならば小学3年生、4年生から無理やり勉強させてもどうなのかなと思ってしまうのです。なぜならば時間とお金をかけても伸びないからです。それよりも極端話、リスクはありますが例えば5年生から受験勉強しても本人にやる気があると十分間に合うと言いたいのです。

 中学年だとサボるタイプがいます。オンラインだから仕方がない部分はありますが、画面の向こうで違う YouTube を見てたりするのです。親御さんにもそれとなしに伝える、保護者の方も色々注意はしてくるのですが、いかんせん、本人に勉強する気がないので親の目を盗んでサボります。

 また「接続語のチェックをしよう」だとか「本文の大事なところに線をひくように」と言っても絶対に聞かない子がいます。なぜそうしたほうがいいか理由を言っても「試験中に本文にチェックを入れると時間がなくなる」と言い訳をします。

 私は言いたい。「指導されたことを守らないから点数が上がらないんでしょ」と。ただ、こればかりは、ある程度年齢を重ねて自分の意思で勉強をしたいという気持ちがある、理性がきちんと働くようになると渋々だとしても指導者の言うことを従うのでしょう。

 しかし小学生中学年ではまだまだ難しいです。そうすると元々の地頭が良かったとしても絶対伸びないわけです。下手すると勉強そのものを嫌いになってしまうというパターンがなきにしもあらず。「適齢期」を見逃さないようにしたいものですね。

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