雑感

良い質問、悪い質問

 先月から指導を開始した中学生。彼は素晴らしいです。なぜならば、間違えたところを何度でも自分なりに考えて直そうとする姿勢があるからです。途中でこちらから、「直さなくてもいいからこのまま次の授業までそのままにして下さい。」と伝えることもあるぐらいです。

 あ、私は生徒のレベル等に応じて宿題を出したり、出さなかったり・・・ですが、彼に関しては実際に授業で進めるべきテキストよりもレベルを下げたプリントを前もって宿題に出しています。

  彼は「アが違うならば・・・イ」といった適当なやり方ではなく、必死で自分なりに考えた様子が見受けられ、本当に指導していて楽しいです。逆にモードが下がるのが、自分では考えたり調べたりせずに速攻で指導者に丸投げするパターン。これは本人の身につきません。

 間違えた問題を自分で考えることをせずにさっさと教えてもらう・・・のは楽でしょう。しかし、それだと指導を受けた瞬間は分かったつもりになっても自分で考えていないならば、身につきません。

 自分が苦労していない、受け身の姿勢だとせっかく学んだことでも再現性が弱いです。むろん、パッと人に聞く方が速いですし効率的です。

 しかし、本当に自分の身に着けたいからこそ私自身、まずは自分で考えたり必死で調べて…それでも分からないところはSOSを出します。そして教えてもらった後に自分で再現してみます。

 お金を払っているから・・・とにかく聞いた方が楽だから・・・という考えでは成長が遅いです。少しでいいので、あるいは時間を決めてまずは自分でアクションしましょう。結局はそれがあらゆる面において一番の近道です。

 

 

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