雑感

伝え方の工夫(比喩のススメ)

 愚痴・悪口等を積極的に「言いたい」「聞きたい」という人は・・・おそらくほとんどいないでしょう。ハッと気づいたら愚痴や悪口を言ってしまっている、聞かされているという状態がほとんどだと思います。

 

 初めに申し上げておきますが私自身、愚痴や悪口を絶対に言わないか?と問われると勿論「No!」です。しかも愚痴や悪口を言ってはいけない・・・とは思っていません。むろん言わないに越したことはない、言わずに済むならそれが一番という捉え方です。

 

 とはいえ、愚痴や悪口(あ、ついでに言うならば自慢話も)を①まずは言う相手を選ぶことが大切です。そうしないとお互いにいい関係を保てなくなるからです。そして②「言い方を工夫する」とベストだと思います。

 

 かれこれ〇十年前に、某女子生徒は自分が苦手に感じている男性講師のことを「○○先生のことを今後はKと呼びます!※Kとは夏目漱石の『こころ』の登場人物です。」と私に宣言したことがあります。彼女としては悪口を言いたいけれど、講師に別の講師のことを直接悪く言うことは憚られたのでしょう。K発言を聞いて私は思わず爆笑しました。

 

 また母親と確執がある(あった)友人は自分の母親のことを「教祖様」と揶揄することによって聞き手に不快感を与えないようにしていました。こちらも顔を知らない相手のことを悪くいう訳にはいかない(言いたくない)ので彼女の母親からメールのことを「不審メール」と表現すると大受けされました。

 結局は「伝え方」を工夫するだけで同じ内容でも受け手の印象が大きく変わります。また、どんなふうに表現しようかと考えることによってクールダウンできるというメリットもあります。時と場合にもよりますが相手がプロではない、相手に不快感を与えたくない場合は「言い方を工夫する」「皮肉をこめた比喩表現」おススメです。

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© 2021 森下藍理 国語・文章・読書感想文指導講師