言葉の意味を教えるだけで、理解できる人が一体どれぐらいいるだろう?そもそも極端な話、言葉の正式な意味を知らなくても解ければいいよね?といったよこしまな考えをもってしまう私(汗)。
今日、中学2年生から「先生、連体詞ってなんですか?学校のプリント学習で解けなくて・・・。良く分からないのです。」といった質問が。ちなみに、参考書や教科書等には次のように説明されています。
「連体詞とは、自立語で活用せず、連体修飾語になる単語のこと。」
私はここでツッコミを入れたくなります。連体修飾語になるのは、形容詞、形容動詞、場合によっては動詞もですよ、と。それゆえ、試験では次のように出されるのです。
連体修飾語
美しい花 ( 形容詞 )
きれいな花 ( 形容動詞 )
大きな花 ( 連体詞 )
この花 ( 連体詞 )
走っている馬 ( 動詞 )
何はともあれ、生徒には「連体詞」・・・「体言(名詞・代名詞)に連なる(修飾する)詞(ことば)」だと説明したのちに形容動詞の違いを説明しました。勉強熱心な生徒は、さすがに動詞と形容詞はパッと見て分かるタイプだったので・・・。
正しい説明文よりも、生徒が理解し納得できる言葉に置き換えて説明し、さらには「実践」することによってはじめて身につくと思う今日この頃です。