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図式化しよう!

 

 「きのふはけふの物語」(昨日は今日の物語)という江戸時代の仮名草子(仮名で書かれた読み物)の中にこんな話があります。「田舎から初めて京に出てきた人が道に迷わないように下人に目印を付けさせるのですが。。。下人は唾やカラスを目印にしたため目印が無くなった」というオチです。

 実は似たようなことを国語の問題を解くときにしてしまっているタイプが多いです。長文を読むときに「キーワードをチェック」して安心するタイプです。キーワードチェックはあくまでも内容理解を助けるための手段ですが、チェックすることが目的になってしまうのです。

 複数のキーワードがどんな関係にあるのか?を理解しないことには本文の理解にはおぼつかず、キーワードをチェックするだけでは目印としての唾が順次、乾いていくのと何ら変わりません。

 ではどうするか?チェックしたキーワードを簡潔に図式化することが大切なのです。図式化できる☞理解が深まります、逆に理解が出来ていれば図式化が出来るのです。最初は自力で難しいならば問題集の解説を参考に図式化、指導者がいるならば教えを乞うのが一番近道でしょう。

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