添削 語彙力

良くある間違い!(漢字編)

 入試では作文、小論文の採点法は「減点法」です。それゆえ、誤字脱字が複数あったら・・・1つ2点だとしたら、意外と大きな減点につながります。

 むろん、受験生は「間違えよう」と思って間違える訳ではありません。無意識で間違った漢字を書いてしまったり表記をしてしまうのです。これらを防ぐ方法としては、正しい表記を覚えることがあげられますよね?

 とはいえ、これは気が遠くなる作業!逆に、皆が間違いやすい誤字を覚えて気を付ければいいのです。実は私、この2日間で全く同じ間違い方の漢字に出くわしました。しかもしかも、2本の作文・・・ともにすでに塾や学校の先生に添削されている作品なのです。

 つまり、先生も見落としている誤字!!採点のプロとしては見落とすわけにはいきません!さて、それは「難しい」という表記。2本の作品共に「難かしい」と書かれてありました。「か」が余分につているのです。

 1本目の作品は「難かしい」という表記が4か所もあったので、減点が多くなります。思わず書いた本人の顔が浮かんできて「ひえ~っ!ちょっとちょっと!」と心の中でつぶやいてしまった私。

 2本目を見た瞬間に目が点に…💦何はともあれ「難しい」・・・つまり「しい」が正しい送り仮名だと覚えましょう。なぜ送り仮名が「しい」なのか。「難しい」という単語は「形容詞」、「難しい」の活用は「シク活用」。よって送り仮名は「し」から始まります。

 別に「シク活用」がどうのこうのは覚える必要はありませんが「難しい」という言葉の送り仮名に注意!ということを意識しましょう。

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