国語勉強法 雑感

正しく指導者を選ぼう

 

 何事も「誰から教わるか」は大切だなあとつくづく感じます。自分にとって合わない指導者から教わることは時間・お金・エネルギーなどなどあらゆるものが無駄になり、百害あって一利なしです。

 最近は少なくはなったと信じていますが・・・「国語の成績を上げるためには読書しなさい」「テキストには絶対に書き込んではダメ、大切に使いなさい」と指導するタイプが昔は多くいました。正直言って、こんなことを言うタイプは私の半径3メートル以内に近寄らないでくださいと言いたいです。

 さて、以前に生徒から俳句・短歌についての質問を受けました。他塾のテキストでしたが見た瞬間に啞然!なぜなら真っ白だったからです。5・7・5・・・で線を入れずしてなぜ「何句切れ」「切字は?」という問に答えることが出来るのか?と思わず生徒に詰め寄った私。

「(他の)塾の先生が書き込むなと言ったから・・・」とのこと。「じゃあ、書き込まずして今まで点数取れた?取れていないから4月から国語塾にも来てるんだよね?あれほど接続語、キーワード、矢印など書き込めって言ってるよね!」と思わず冷たく一言呟きました。

 自分のやり方で解いて国語で高得点を取れる人は今から書くことは無視してもらえばいいです、国語をどうやって解いたらいいの?と迷っているならば次の3点をぜひお勧めします

①問に先に目を通しておくこと

②問題文を汚すこと(段落に分ける、キーワード、キーセンテンス、接続語、文と文の関係性を矢印で結ぶ、俳句や短歌では5,7,5・・・で分けるなど)

③読みながら解ける問題は解いていく

 つまり、国語で点数を取るためには文章や内容の構造を理解することが大切で、そのための理解を助けるために様々な工夫が必要となるのです。これらは決して読書したから培われるというものではありません。

 国語という科目には「解き方」が存在するのです。くれぐれも古い考えの、自分だけは勉強ができたというタイプの先生は避けた方が無難です。ぜひ参考まで。

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