雑感

侮ることなかれ失敗談

 

 いきなりですが質問です。あなたは失敗談と成功談の・・・どちらから多く学べると思いますか?また、人様からはどちらの話を聞きたいですか?

 私は「失敗談」の方が学べると思っています。(学んだ瞬間から過去の失敗は失敗とは言えなくなるかもしれませんが)それゆえ私は、人様の失敗談の方が興味あります。 

  なぜなら、失敗には普遍性・共通性があるからです。成功には時の運や、その人だけに備わった資質等々、いわゆる特殊な要因が絡んでくるからです。

 そうは言いながらも私達は集客のために「成功例」のみをピックアップして紹介しています。また、生徒が落ち込んでいる時には発奮させるために「最後の追い込みでグーンと実力をつけて第一志望に受かった人もいるよ。」などと声掛けすることがあります。むろんこれらの例はすべて事実なのです。

 しかし、これらの成功実話と同じか、あるいはそれ以上に「失敗例」というのが存在するのです。一番怖いなあと感じるのが、自分は動かずして「部活引退後に必死で勉強してグーンと成績アップした先輩がいるんです!」とニコニコ話す生徒たち。

 「いやいや、その先輩とやらは部活引退前からも必死で睡魔と戦いながら頑張ってたよ。そして部活引退後にラストスパートをかけただけ!君は言い訳ばかりで全くと言っていいほど勉強していないよね」というセリフとグッと飲み込む私です。くれぐれも成功例のみを鵜呑みにしないで「自分のあった方法で」前向きに努力しましょうね。

 

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© 2021 森下藍理 国語・文章・読書感想文指導講師