雑感

「小人閑居(しょうじんかんきょ)」

 

 師走・・・師が走ると書きますが、本当に何かと気ぜわしい時期ですね。周囲を見回しても皆、本当に忙しそうです。

 

 「忙しい」は「心を亡くす」と書き、忙しすぎるのは良くない、下手すると健康を害することもあるでしょう。とはいえ、「暇」だといいのか?というとそういうわけでもないのです。

 

 「小人閑居(しょうじんかんきょ)」という言葉があります。意味は「徳を備えていないつまらない小人は、暇を持て余していると悪事に手を染めてしまう。暇があるがために、ここまでという限度が無くなってしまう。」

 

 (※「小人」とは有徳・知識人としての「君子」の対極にある存在という意味)。正直言ってこの四字熟語には大きく大きくうなずく私!暇だからこそ、どうでもいいことが気になったりするというのは意外と多いのでは?と感じます。

 

 一見、悠々自適で「暇」そうに見える人でも心がけがしっかりおり自分軸を持っている人は「自分の趣味」「自分の時間」を見つけるので、「暇」はありません。

 

 逆に口では「忙しい」と言いながらも人のアラや物事に対する不満を探す「暇」がある人も世の中には多いもの。「小人閑居」にならないようにと意識しておきたいものです。

 

 さて、私?もちろん「暇」なんてことは全くありません。おかげで余計なことを考えずに済みます~、有難いことです?!願わくば・・・「読書」の時間をもう少し確保したいですが。(☜現在、積読状態)

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