今日は一日中、雨。とうとう今年の桜はこの雨でほとんど散ってしまう・・・とちょっぴり名残惜しい私。そう言えば「あれ?なんで客の振りをする人をサクラというのか?」と不思議に思い、さっそく調べてみました。
【さくらとは実際の客ではないが客の振りをして、商売や番組などをより良いものに見せかけるべく雇われた人々のこと 】(weblio辞書より)。
さくらの語源は諸説ありますが、江戸時代の芝居小屋で役者に声をかける見物人役は、パッと派手に景気よくやってパッと消えることから、桜の性質になぞらえ「さくら」と呼ぶようになり、そこから露天商の隠語となり、一般にも広まったとする説が有力とされます。
また、桜は無料で見ることができるため、芝居を無料で見物する人を「さくら」と呼ぶようになり、現在の意味になったとする説もあるそうです。(語源由来辞典より)
では「客寄せ」のためのサクラは実際に効果があるのか?に関しては「ある」と証明されています。アメリカの心理学者ミリグラムは繁華街で「サクラ」についての心理学実験を行ったところ、ビルを見上げる人(サクラ)の人数と、 立ち止まる人の割合との関連がはっきり出たのです。
男でも女でも見上げる人が2~3人になると、 見上げる人、立ち止まって見上げる通行人が急速に増加。 5人以上にもなると実に8割の人がサクラにつられて同様の行動をとったのです。
他の人と同じしぐさや態度、行動をとる「同調性」を 多くの人が持っていること、それは人数が多い程 その効果が強まることがよく理解できます。
言い換えると・・・だからこそ「少しでも良い環境を」と進学に関してのこだわりが出てくるのです。運動を頑張りたいタイプは当然「運動が盛んな学校」、勉強を頑張りたいタイプは「進学校」といった具合に。自分に合った環境を見極めそこに向かって進むことが大切でしょう。