国語勉強法

タイトルが最大のヒント

 「タイトル」「題名」が最大のヒント!これが今日のテーマです。言われると皆「確かに~」と納得するのですが、言われるまでは意外と気が付かないのです。先日、以下のようなことがありました。

 紙面いっぱいの文章を200字以内で要約する課題に取り組んでいた高校生。私から何度も何度もヒントを与えられて、ダメ出しをされるのですが、どうしても行き詰ってしまいます。一言で言うと作者の主張を理解できていないのです。

 「この作者が言いたいことはタイトルに凝縮されているよ!」と伝えた瞬間に要約が完成しました。読者を煽るための記事(週刊誌やネットニュース等)以外、ましてや試験に出るような文章には、その文章のテーマがタイトルとして付けられています。

 別のケースを紹介します。難解な評論文について「何を書いているか分からない」といった雰囲気を醸し出していた中学生。内容を要約しつつ説明したうえで「結局、作者は今後どうすべきだ?何を用いるべきだと言っている?」と質問しました。

 すると…必死でノート等々を見直しながら熟考するのですが、難解な文章読めば読むほどますます混乱します。そこで思わず「タイトルを見て!」とこちらから一言伝えた瞬間に生徒から正しい答えが返ってきました。

 タイトルは短い文でまとめられており、さりげなく書かれているのでついついスルーしてしまいがちですが、タイトルこそがその文章全体の骨組みなのです!決して侮ることなかれ「タイトル」!

 

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