勉強法 雑感

納得・理解しよう

 突然ですが、皆さんは中学数学において「面積=S、体積=V、母線=l、半径=r」と言われたときに「はい承知しました!」「分かりました~。」とすっと納得できましたか?

 

 私は納得できませんでした。なぜA、B、C・・・と置かないの?と疑問でした。自分が教え始めてから、これらについては一体何人の生徒に聞かれたことか。

 自分自身に関しては、しばらくすると面積=S(square measure)、体積=V(volume)、母線=l(line)、半径=r(radius)といった具合になんとなく気づきました。

 

 気づいてからは数学において変わった?記号が出てきても「ああ、これもきっと原語の頭文字だろう。」と割り切りましたが・・・。

 社会の公民でも多くのアルファベットが出てきますが(NGO、OECD、NATO・・・)こちらに関してはきちんと「Non Governmental Organization(非政府組織)」と記載があったのですっと頭に入りました。

 

 数学のアルファベット1文字ぐらいは丸暗記すればいいことですが、人間は納得しないものを覚えることは意外と難しいです。学ぶ内容が難しくなる高校の勉強においては「丸暗記だけではなく、本当に理解することが大切。」だと言われるゆえんです。

 ここでも「国語力」がモノを言います。文章を書くときのみならず、何かを発信する、伝える際には

 

①自分だけが分かっていてもだめ。きちんと伝えないと相手には分からない。

②相手に正確に伝えるための工夫を怠らないこと。

③②の工夫とは・・・「言い換え」「対比」「理由」を論理的にきちんと述べることです。

 上記のことは国語、数学、理科、社会、英語、といった教科科目のみならず日常生活の会話、道案内、仕事の説明や指導等、あらゆる場面に当てはまるので3点を常に意識したいものです。自戒を込めて。

 

 

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