「成程!残念~~~。答えは違っているけれど・・・惜しい。分かるわあああ。君は第一段落の、この表現からアを選んだんだね。でもね、実はこの問題の意図は・・・。」
「あ、ここで○○を□□と考えたからこういう答えになったんだ。」といった具合に生徒たちの思考回路を把握して再現することを心掛けています。
と皆口々に「すごーい!そうそう、そうなんです。そういう風に考えたんです。」と嬉しそうな反応が返って来ることが多いです。
いきなり「これは違う。間違い!正解は・・・」。と説明するよりも「なぜ間違えたか?」を再現する≒「生徒自身の思考(気持ち)を理解しているよ~」ということを示すことによって信頼関係が生まれるます。
信頼関係というと語弊があるかもしれませんが、少なくとも正論だけを示されるよりも「あなたのことを理解しています」という空気感が大切です。
この辺りのバランスが保たれていないと正論を示したところで相手には通じないと思います。だから「誰の言葉か?」「誰に言われたか?」は重要なウエートを占めるのです。
正直言って「上手に教える」ことよりも相手との信頼関係を結ぶことの方が大切かも?と思う今日この頃です。