作文 小論文

手段と目的

 総合選抜、つまり大学の推薦入試を受験するにあたって、提出すべき小論文の課題に以下のようなものがありました。

「もしあなたが推薦入試で大学に合格したとしたら大学入学までの5ヶ月間にどんなことに挑戦したいですか?またその挑戦することの成果をどのように評価しますか 。」

 このテーマに対して生徒は「英語の勉強を頑張る。」という方向性で書きました。生徒自身の進学希望先は医療関係なのですが、あえて英語の勉強を頑張りたいというテーマで書きました。

 医療関係だから、医療についての勉強を自主的にする・・・というよりも一見すると分野が違う英語をテーマに選んだのは大正解です。ちなみにその生徒は「英語を頑張りたい。そしてして英検の準1級を取得したい。」と書きました。

 皆さんはこれに対してどう思われますか?

 私は・・・私は思わず ツッコミを入れました。「これじゃあ、英検に合格するために勉強するみたいだね。あなたは将来、医療従事者として日本語が母国語ではない人の手助けをしたいんだったよね?だから英語を頑張るんだよね?その頑張の成果を測るために英検があるのでは?」と。

 確かに生徒にとっては目の前の「英検準一級」という資格がリアルでしょう。だから英検合格のために英語を勉強したい・・・というのは本音でしょう。しかし、課題の中に「成果をどのように評価しますか?」という指示があるので、まずは問われたことに答える必要があります。

 だから、英検を受けるために勉強を頑張る・・・ではなく将来のために英語の勉強を頑張る、その頑張りを評価する一つの方法として英検を受けることにしないと矛盾が生じます。

 行動が同じでもそれをどのように 相手で説明するかによって全く意味が違ってきます。 必ず問われたことに対して答えること!目的と手段を取り違えないように書くことを意識するようにしましょう。

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