雑感

日本語は生きている

 知人からこんな質問をされました。

「ねえ、『新た(あらた)』と『新しい(あたらしい)』って、同じ『新』の漢字なのに、なんで読み方が違うんだろう?」

 確かに、言われてみれば不思議です。でも、こういうところにこそ日本語の奥深さや面白さが隠されているんだなぁと思うのです。単なる母国語だから・・・というのを超えて純粋に日本語が大好きな私。昔は「日本義大好き陰陽師」というペンネームを使っていたこともあります。

 さて、「新しい」という言葉は、昔の言葉「あらたし(新たし)」という形容詞が、長い時間をかけて音が変化して生まれた形なのです。ほかにも「をかし」が「おかしい」のように変化した言葉がいくつもあります。

 科目としての国語はきちんと答えが一つに決まりますが、同時に「答えが一つに決まらない」という日本語の面白さがあるからこそ、私は国語を教えるのが楽しいのです。言葉そのものに関しては由来がある・・・という背景を説明しながら授業するのが楽しいです。

 言葉の変化の軌跡をたどっていくと、日本語という言葉が、まるで生きていると感じるのは私だけではないでしょう。ぜひたまには母国語である日本語について思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

  

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