先日、ボクシングジムでベテランの女性からとても分かりやすい指導を受けました。思わず「教え方がとても具体的で分かりやすかったです。ありがとうございます!」とお伝えしたところ、こんなお話をしてくださいました。
「私は長年、職場で上司から『お前は仕事ができない』と責められてきたんです。でも今なら分かるんです。上司の説明が下手だったって。まわりの人は自分で調べて何とかしていたけれど、私はその方法を知らなかった。だから、今は“どう伝えるか”を本気で考えるようになったんです。」
この話を聞いて、これ・・・勉強お同じだよなとふと思いました。
「うちの子、勉強ができない」「理解力がない」
「自分は頭が悪い。。。」
そんなふうに思い込んでしまう保護者や生徒が少なくありません。
でも、もしかしたら教え方や伝え方が、その子に合ってないだけという場合も多々あるのです。大切なのは、ひとつの方法でうまくいかなくても諦めないこと。複数の指導者ややり方に触れてみることで、「わかる」瞬間に出会えることがあります。
「できない」ではなく、「まだ出会えていないだけ」、そう思って、あたたかく見守っていただけたら嬉しいです。