「文章って、書いた人の能力だけじゃなくて、人柄や個性まで見えちゃうものだね」
知人からのコメントを読んで、私は思わず大きくうなずきました。本当にその通りなのです。文章には、書いた人の「その人となり」が、不思議と染み出てくるものです。
例えば、書いている内容自体は素晴らしいのに、どこか「私ってすごいでしょう?」「もっと私を認めてほしい!」といった、心の中にある「承認欲求」がだだ漏れ・・・というパターン、意外と多いです。
そうなると、読んでいる側はなぜだかモヤモヤしてしまい内容うんぬんよりも何となく「痛々しさ」を感じてしまう、ということも珍しくありません。文章は、まさに「心の鏡」。
だから私は、単なる文章のテクニックや構成を教えるだけでなく、言葉の奥にある「書き手の想い」を、じっくりとくみ取ったうえで「その人の良さ」を最大限に引き出す、個性を輝かせる文章を一緒に見つけていくことを意識して指導しています。
そもそも自分の無意識の承認欲求って気づきづらいもの。承認欲求以外の癖、逆に自分の良さって自分では気づきづらいものです。だからこそたまには第三者に客観的に見てもらう機会を持ってみてはいかがでしょうか?