私は飲食店でメニューを選ぶとき、ほとんど迷いません。パッと見て「これだ」と思ったものを頼みますし、後悔したこともあまりありません。なぜならどれを選んでも“正解”だと思っているからです。
しかし国語の問題はそうはいきません。選択肢は一つしか正解がなくそれは「なんとなく」ではたどり着けないものです。本文の論理に基づき設問の意図を読み取って筋道を立てて答える必要があります。
それゆえ、私はまじめに?!国語では論理に基づいて説いています。むろん、経験上でパッと答えがわかることが多いですが、それでもきちんと「この文章からここが違う…」といった風に確認をしています。ある意味、順番が逆ですが(汗)。
さて、ある生徒は「なんとなく」「パッと」選んだ答えで、なぜか高い正答率を出しています。ですがこれは、たまたま通用しているだけ。このままでは必ず行き詰まります。
経験上の直感が冴えているのは素晴らしいことです。でも、論理が求められる場面では直感を一度脇に置く勇気が必要で・・・口酸っぱく毎回の授業で伝えています。
「考えて答えを出す」訓練を今から始めれば、どこかで訪れる“伸び悩み期”を乗り越えられるはずです。勘が当たるタイプだからこそ論理的思考をも活用できrるようになるとまさに「鬼に金棒」です。