作文

時系列作文から脱皮するには?

 行事作文、読書感想文を書く際に「書きたいこと」「ネタ」が多くなるため、ついつい「~しました。」「次に・・・しました。」「そして・・・」といわゆる「て、て、て、作文」、あるいは日記になってしまいがち。

 正直言って読み手は退屈します。退屈のみならず結局、この文章は何が言いたかったんだろう?と消化不良になってしまいます。ではどうすれば魅力的な「良い」文章になるか?大まかにいうと

①書き出しを工夫する
②表現の工夫をする
③自分が感じたことを入れる

 この3点を意識するとよいでしょう。。①は会話文から、自分の気持ちから、結論から始めることによって「何月何日に○○をした。」「今日は・・・。」で始まる日記とは差異をつけることができます。

②では、「不安だった」→「不安が湧き上がってきた」という具合に会話とは違う情景が目に浮かぶような表現を工夫する。

③に関して言うならば「事実」「気持ち」、「事実」「気持ち」といったように交互に書くというイメージ。

 とはいえ、①や②に関してはどうしても自分の癖が出てしまいがちで、さらにはスマートな表現は思いつかないのが普通のこと。だからこそ、指導者、大人や辞書にアドヴァイスを求めたり、初めて聞く表現、言葉、慣用句を覚えて今後どんどん使うことによって語彙を増やすことが大切です。

 夏休みの作文、読書感想文指導、まだ少しだけ指導枠があります。ぜひぜひご検討を。

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