雑感

子どもをダメにする方法

 真面目なはずの教務会議が…思わず苦笑いで包まれました(汗)。月に2回、塾長ばかりの教務会議があります。☜勉強会ではなく会議です。共通の担当の生徒についての情報交換などなどです。

 理科・数学を担当している先生から国語担当の先生(私を含めて3人)に質問がありました。それについての3人の答えがあまりにも同じだったので思わず全員が苦笑いした次第です。

 その答えとは・・・

「国語は速く速くと進めればいいってものではない。スピード重視することは、間違った変な癖で野球の素振りを毎日やり続けてあとあとフォームの修正をするのが大変だというのと同じ。」

です。それでも保護者は「とにかく毎日、読解をさせたい。どんどん宿題を出してください!」とリクエストされる方がチラホラ。宿題を出して答え合わせをした後に保護者が解説・・・当然、素人の解説なので子供は理解できないまま、下手すると親子バトル。

 せっかくのエネルギーと時間をかけてもこれでは力はつきません。後々、まちがった解き方をして複数回間違えているところを指導者が一つ一つ修正する羽目になるのです。また下手すると子供の伸びしろをつぶしてしまいます。子供の成績を伸ばすための行動が子供をダメにしてしまいます。
 

 他の科目はともかく、国語は「急がば回れ」です。じっくり腰を落ち着けて・・・取り組んでいきましょう。いや、それでも早く進みたい!という場合はプロからの指導を受ける回数を増やすのがベストです。

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