国語勉強法

効果的な間違い直しをしよう

 先日 保護者の方から次のようなラインがきました。

「彼は復習、自分が間違えた問題と向き合うことに非常に抵抗があります…昨日も社会のテスト対策の間違い直しするのに、大バトルでしたが煽てて最後はどうにか笑いながら解き直しできました。」

 これ読んだ瞬間に保護者の方に本当に心から「お疲れ様」と言いたくなりました。間違い直し・・・ほとんどの子が嫌がります。ハイ、私自身も学生だった頃、間違い直しは面倒だとずーっとずーっと感じていました。そもそもが「分からない」「理解できていない」から間違うわけですから・・・。

 当然、生徒は国語の間違い直しは自宅ではほとんどしない(できない)ようなので、授業内で長文の間違ったところの見直しをしました。とはいえ、単なる見直しではなく長文に対してどんなふうに読んでいくかを最初に説明。

 その後、本人に間違った部分について最低限のヒントだけを伝えて自分で解いてもらいました。生徒は最初は「全く分からない!絶対に無理、棒線の近くを探しても答えがないし・・・。」と断固、拒否していましたが、最終的には正解出来ました。

 ちなみに抜き出しが傍線よりもかなり遠くにあったのですが、なぜ遠くにあるのか?それらをどうやって早く正確に見つけるかのノウハウを伝えたら

「すっきりした~~~~!!!」

と晴れ晴れとした表情で大喜びしてくれました。国語では同じ文章が試験に出されることはまずありませんが、が、が、「解き方」「考え方」は再現性があり、どんな文章においても共通です。そのことを彼にしっかりと伝えました。

 つまり、私たちプロが行う「間違い直し」というのは単に間違えた部分を直すのではなく、そこに至る考え方や解き方を伝えるので今後もそのスキルを活かせる、結果として成績が上がるのです。

 何が言いたいか?単に「ここに書いてあるから答えは○○」と直すのではなく、なぜその答えになるの?どうやってその答えを探すのは?という部分が大切なのです。ですから自宅で親子でテスト直し等をして下手するとバトル・・・になるぐらいならば専門家に任せた方がいいでしょう。

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