雑感

「分からない」にもいろいろある

 人に対して質問した際に相手から「別に」「なんでもいい」「分からない」この3つの答えほど厄介なものはないと私は考えています。勉強を教える際に「分かりません」の一言だけだと本当に困ります。

 あ、むろん生徒が「分からない」からこそ指導するわけですから、「分からない」ことが悪いのでは決してありません。どういう状況の「分からない」のか、それをはっきりしてもらわないことには進まないのです。

 例えば国語に関しては「本文が何を言ってるか全く全く分からない」のかあるいは「本文は何となく分かるけれども何をどう答えていいのか分からない」とか「どんなふうに答えを探せばいいのかが分からない」等々「分からない」という言葉にはその過程がそれぞれ違うはずです。

 もちろん当の本人としても「自分が何が分からないかが分からない」という状況の場合も多いでしょう。それはそれでいいのです!!そのことをはっきりと伝えてもらうと助かります。

 また質問する前に自分がどこでどうつまずいているかかを客観視すること!!それ自体が勉強になるのです。あらゆることを客観視することなくただ単に「分かりません」ではなく自分なりに考えようとすることが今後の力につながります。そのことを意識してほしいなと思う今日この頃です。

 

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