勉強法

こんな質問の仕方は嫌われる

 教育産業に携わる身としては勉強で困ってることのフォローするのが仕事だという意識があります。いつも書いているように私は教わる側にとってベストの指導法を常に考えており、いわゆる「放置」はしません。

 とはいえ受験勉強を通して「自分で考える力」を身につけ、人生においていろんなことがあった場合に「生き残れる力」をつけることが一番大切だとも思っています。

 それゆえ単なる勉強のノウハウのみならず「質問の仕方」を伝えることもあります。どういうことか?生徒が指導者に分からないところを質問するのはいいのですが、その時に自分で全く考えるということはせずに単に「この問題分からないから教えてください」というのはどうなのかな?と感じるからです。

 単なる「教えて下さい」という質問を、いわゆる時給が発生する指導時間内にするならば「お金を払ってるんだから教えてもらうのは当然」と思うかもしれません。しかし限られた時間を有効に使うためには「自分なりにこんなふうに考えたけれど、そこから分からなくなった、つまずいた」といったよう聞くべきです。

 このように建設的に伝えて質問することによって効率の良い時間を過ごすことができます。そういう質問をせずに単に「分かりません、教えて下さい」と丸投げすると指導者側としては「どう分からないのか」を把握するまでに時間と労力を要します。

 むろん本当に「全く分からない」場合はそのように言ってもらうと助かります。しかし、最初から「考える」ことを放置した状態で「(どこが分からないかも)分かりません」状態では話になりません。

 また、もしも授業時間外に指導者に質問するとなると、それが学校の先生であれ塾の先生、予備校の先生などなどの専門家の時間を奪うことにほかなりません。では具体的にどうすればいいか?

➀自分なりに答えや解説を読んでみる

②ネットで検索する

③国語の選択肢の場合はなぜその答えを選んだか?(適当にとりあえず答えた・・・でもOK)

 上記のアクションをしてから、質問事項をメモ書きしてから質問する。こうすることによって相手の時間を奪うこともない、限られた授業時間を有効に使える、何よりも自分の成長につながります。くれぐれも全くの準備なしに「分かりません、教えて下さい」というのはタブーです。

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