古文

百戦殆からず

 「彼を知り己を知れば百戦殆からず(かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず)」という慣用句があります。「孫子・謀攻編」に見える格言。意味は「なにか問題を解決するときも、その内容を吟味し自分の力量を認識したうえで対処すれば、うまくいくもの」となります。

 勉強も全く同じで国語という科目の中の「古典」は工夫すればかなり得点源になります。ではどうするか?いつも書いているように、いかに「古典」について知っているかが明暗を分けるのです。「単語」「時代背景」「有名な話」の3本を意識して知識を増やすことが大切!

 中学校では「文法」はこだわる必要がなく、とにかく先の3つが重要です。

★「時代背景」・・・「手紙」「和歌」が重宝され、それらの上手下手で相手を判断する。

★「沙石集」「今昔物語」「宇治拾遺物語」「伊曽保(イソップ物語」「伊曽保(イソップ)物語」・・・因果応報、恩返し系のはなしが多い。特に沙石集は仏教説話なので、因果応報がテーマになりやすい。

★「徒然草」「方丈記」・・・無常観がテーマ

 これらの「有名な話」を集めた問題集や漫画参考書などで演習を行っていると大いに役立ちます。ズバリ!おすすめは公文出版の『こわくない国語 古文・漢文』です。決して公文出版の回し者ではありません。ちなみに先月行われた道コン(北海道コンクール)という模試で、先の問題集に掲載されている話が出題されました。

 この問題集、あらゆる県で出題される話が入っています。ちなみに北海道の入試、模試等で出題された話はなんと6話以上です!!

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