「惜しい・・・」思わず私は呟きました。小学5年生の生徒の模擬試験の解答を目の前にした時のこと。選択肢の問題において、いわゆるひっかけの文に惑わされて「×」。
選択肢4つのうち2つまでは比較的簡単に省くことができます。しかし最後2つで迷う場合が多いのです。
それは当然ですが。なぜなら迷うように作っているからです。残った2つを比べてみると共に本文中の言葉が使われており、主語と述語の関係も本文と合っている場合が多いのです。
ではどうやって見分けるか?因果関係をきちんと把握することにつきます。「~はなぜですか」という問いに対して、生徒は「理由を聞かれているから基本的には傍線の近くのはず!」と必死に探したそうです。
ここまでの作業は合っています。なぜなら理由と結果はペアなので基本的には近くにあることが多いですから。しかし、ここからが惜しかった!理由を探したつもりが、結果の部分を理由と勘違いしてしまったのです。
因果関係に関しては理由と結果の部分を短くまとめ(要約)してから考える練習を繰り返し繰り返しやってみましょう。因果関係に関しては相当、意識しないとだまされやすいので注意が必要です。