今日、新中3の生徒の過去の実力テストの問題用紙を見せてもらった瞬間に・・・私は固まりました。なぜなら真っ白だったから!そりゃあ解けないでしょう・・・と言いたくなりました。
「急がば回れ」という慣用句があるように一見、遠回りのように思えてもまずは基本事項を守らないことには正答にたどりつくのが難しいです。
その基本事項とは
①段落分け
②キーワードチェック
③接続語チェックし文章構造を把握
④問で何を聞かれているか?をきちんと把握する
この中で①②④を守るだけで、問われている内容からキーワードを探す→そのキーワードがどこの段落にあるかをチェック→記述すべき骨組みが見えてくる・・・のです。
国語の問を解くということは読書とは意味合いが違います。とにもかくも「読む」だけではなく「解くための作業・意識」をすることが最低条件となるのです。
ちなみにこの方法は国語だけではなくあらゆる科目においても役立ちます。例えば、社会の公民で学ぶ次の内容を見てみましょう。
①「世界平和の維持と国際協力の促進が目的である。」(国際連合)
②「国際社会の平和と安全を維持する目的とする国際連合の主要機関」(安全保障理事会)
パッと見た瞬間、聞いた瞬間「ん?似てる?!」と感じるでしょう。でも、②には「国際連合の主要機関」という言葉があるので「国際連合」そのものを答えてはいけません。
つまり「国際連合の主要機関」というキーワードがあると「安全保障理事会」といった具合に内容とキーワードをセットで覚えると記憶に残ります。細かいようですが基本的な作業を怠らずに意識することが実は正答への近道です!