国語勉強法

小説における心情表現

  

 形容詞についての講義?3日目です!あ、ご安心ください。今日でいったん最終予定です。さて、皆さんは小説を読むことは好きですか?好き嫌いに関わらず、次に小説を手にする際にぜひ意識してほしいことがあります。

 それは・・・登場人物の気持ちの表現です。直接的な形容詞や「思った」「感じた」ではなく、動作で表現している場合が多いことに気が付くと思います。

 たとえば「嬉しかった」ではなく「思わず頬がゆるんだ」といった具合にです。小説に限らず、プロの方が書く文章においては意外と形容詞は少ないです。なぜなら形容詞を多用すると幼稚な印象を与えてしまうからです。

 とはいえ、形容詞をダイレクトに使うほうが読み手は絶対に誤解しませんよね?例えば「グッと唇をかんだ」という表現よりも「悔しかった」の方が分かりやすいです。ですから作者は、読み手に誤解ないように伝えたい場合においては時々、作中で「思った」「感じた」「嬉しい」という表現を使います。

 この「思った」「感じた」「嬉しい」という直接表現は読み手にきちんと理解してほしい部分≒大切な部分≒問題として出題される、あるいは問の答えとなりやすいのです。

 それゆえ、作中における直接表現は貴重です!!こういった表現がたまーに出てきたら必ず線を引くか囲むなどしてチェックしておきましょう!!

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