「何もないけれど 全部ある」
ある地域のキャッチコピーに、私は思わず「うまい!」と唸りました。 観光地のような“目玉”はないけれど、自然は豊かで、食べ物もおいしい。お店も揃っていて、ほどよく便利。確かに“全部ある”のです。
この言葉が印象的なのは、「ない」と「ある」という正反対の言葉を、あえて並べているところです。こうした“対比”は、国語における大切な考え方・骨組みです。
たとえばスイカに塩をふると甘みが引き立つように、言葉の世界でも「逆のもの」を組み合わせると、意味が強く伝わることがあります。(←先日、比喩について紹介しました~!)
強調のために同じ言葉を繰り返すのもアリですが、「あえて逆を使う」ことで、より鮮やかに伝わることもがあります。改めて、言葉って奥が深いなあ──とを感じた一日でした。