最近、「多様性を認めるべきだと言う人が他人の意見を批判するのは矛盾している」という投稿を目にしました。
確かに一理あるように聞こえますが、どこかモヤモヤしませんか?
「何でも受け入れる」ことが多様性だとしたら、それは思考停止と同じかもしれません。私は、感情的な「批判」と、建設的な「批評」には明確な線引きがあると感じています。
では「批判」と「批評」の違いとは?私の考える線引きはこうです。
批判・・・相手の存在や人格、あるいは「そう思うこと自体」を否定してシャットアウトすること。
批評・・・相手の意見を一つの意見として認めたうえで多角的に検討し、良し悪しを分析すること。
多様性を認めるということは、相手の「発言する権利」を認めることであって、その「内容」すべてに無条件で賛成することではありません。むしろ、異なる視点から「それは違うのではないか」と批評し合うことこそが本当の「多様性を認める」ことだと思います。
大切なのは「考えること」や「問い」をやめてしまわないこと!「あなたの意見はこう見えるが、私はこう思う」という批評は、お互いの考えを明確にするための大切なやりとりです。
「批判はダメ」という言葉が、議論を封じるための道具にならないよう線引きが必要ですね。相手を尊重しつつ、意見には厳しく向き合うというバランスを保つことこそが、本当に豊かな社会を作る一歩なのだと思います。