「生徒から手紙をもらうことも多いと思いますが、文章の才能ってわかるものですか?」
先日、知人からこんな質問を受けました。
私は少し考えて、こう答えました。
「手紙を書こうと思ってくれた時点で、そこには『伝えたい』という熱い想いがあります。その一点において、彼らには間違いなく想いを届ける才能がある。だからいただく手紙はどれも心に深く残っています。」
では、小論文や作文の「才能」はどうでか。 実は、これについては「才能」の有無というより後天的に身につくものだと私は考えています。
意外に思われるかもしれませんが、感情や想いを言語化する「方法」さえ知れば文章は誰にでも書けるようになります。そもそも「想いや感情」がない人はおそらくいないでしょうから。
ただし、小論文のように「論理的に深く考察する力」を養うには机に向かうだけでは足りません。 本を読み、知識を蓄えることはもちろんですが、それ以上に大切なのは、実際に体験して感情や知識を蓄えるという「経験」を積み重ねることです。
実体験に基づいた視点があってこそ、文章に厚みと説得力が生まれます。
だからこそ、若いうちに机上の勉強以外の経験もたくさんしてほしいと心から思います。