国語指導をしていると、時々悩ましい生徒がいます。地頭は良いのに説明をふんふんと聞くだけで、絶対にメモを取らず、自分の解答も直さない。 特に記述問題ではヒントを与えても「書くこと」を断固として拒否します。
かろうじて、ZOOMのチャットに数文字打つのが精一杯。その「もったいなさ」に私は思わず内心でため息をついています。なぜなら、記述力はインプットだけでは決して上達しないからです。
これは、泳ぎ方をいくらイメージトレーニングしたところで実際にプールに入り泳いでみなければ泳げるようにならないのと全く同じです。
国語の記述も同様に、頭の中で答えが分かっていることと それを論理的な文章として書くことは全く別物です。かろうじて字数を無視していいから・・・と口頭で答えてもらったところ、文末がおかしいことがしばしば。
「書く」という物理的な行為を通して初めて自分の思考の癖や抜けている部分に気づき、改善につなげることが出来るのですが・・・。書かない限り知識はただのインプット、つまり「貯蔵」で終わりで永遠に日の目を見ることはないです。
口でいくら言っても、本人がその重要性を「実感」するまでは行動には移せません。私はただ、本人が気づくのをを待つしかありません。「待つこと」も「教える」と同じぐらい大事だよなああと自分に言い聞かせる日々です。