雑感

「○○だから」という一言では済まされない

 先日、長年不登校の子どもたちを支援されてきた方から、深く考えさせられるお話を伺いました。

「子どもの問題って、色々なことが絡み合っているから、一つ解決したところでそれで解決とはならない。下手すると子どもの問題と思いきや、親自身の問題のこともあるし、難しいよね。」

 この言葉は、まさに教育の現場で向き合う複雑さを物語っていると思います。

 一方、ある人が「子供は親がしっかり子どもをしつけているかどうかで決まる」と語り、中学から私立に進学するのがいいという前提に話されたことに私は違和感を覚えました。

 確かに、私立に進学するには経済的条件や家庭のサポート、本人の意識の高さなど、いくつもの条件がそろう必要があります。その中に「しっかりとしたしつけ」も含まれるでしょう。

 けれど、逆に親が過度に管理しすぎることで、子どもがつぶれてしまうケースもあります。

 一見すると子どもの問題行動に見えることも、背景には家庭環境や社会の要因が複雑に絡み合っています。それを「親のしつけ」の一言で片づけてしまうのはあまりにも短絡的です。

 私立か公立かで優劣をつけることにも意味はありません。進路の選択肢は家庭の事情や子どもの特性によって違って当然なのです。

 大切なのは、「子どもの問題=親の責任」という単純な図式ではなく、子どもと親、そして社会全体でどう支えていくかを考えること。

 問題を一つの原因に押しつけるのではなく、多面的に理解しようとする姿勢だよな~と思う今日この頃です。

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