「素直なタイプが伸びる」──塾の先生同士で話をすると、必ず出てくる言葉です。逆に人の話を素直に聞けない子は、どうしても成績が伸び悩んでしまう・・・。
これは勉強に限らず、スポーツや習い事、そして社会に出てからの仕事でも共通していることだと思います。
とはいえ、「うちの子、先生の言うことをなかなか聞かなくて…」という声もよく耳にします。実際に、親御さんご自身が先生の意図を受け止めきれず、先生が困ってしまうケースもあります。なぜ「話を聞かない」状態になるのでしょうか?
私は大きく三つの理由があると考えています。
①現状でそれほど困っていないから、必要性を感じない。
②相手のことを十分に信頼できず、納得できない。
③頭では分かっていても、行動に移せない。
例えば③は、「お酒やタバコを控えた方がいい」と分かっていても、ストレスが強いとやめられない大人と似ています。つまり「分かっているけど出来ない」には背景があるのです。
大切なのは「自分の力だけで子どもを変えよう」と思いすぎないこと。無理に変えようとすると親も子も苦しくなってしまいます。必要なときには、学校の先生や塾の先生、あるいは周囲の大人たちに協力をお願いすることも大切です。
視点や立場が変われば、届く言葉も変わります。といいつつも、人の言うことを聞いてくれないと悩んでいる同業者に私がああだこうだと言っても全く届かなさそうなので黙っておきます(苦笑)。