私の父は現役時代、何度も昇任試験に挑戦し続けました。無事に合格した際に実父(つまり私の祖父)に報告したところ、「よくあきらめずに受け続けたよなあ。普通はあきらめるよ」と言われたそうです(苦笑)。
実は私自身も、就職超氷河期と呼ばれた時代に何十社も受け、最後には第一志望の企業にご縁をいただきました。「諦めずにやり続けたら、結果につながる」ということは実感・経験済みです。
一方、「諦めないことは本当に正解なのか?」と考えさせられる場面にもしばしばあります。明らかに合格圏外の学校を目指して苦しんでいる親子を見ると、「この挑戦は、本人のためになっているのか?」と。
「諦めるか続けるか」の線引きは、
①その目標に対して「根拠ある可能性」を見出せるか
②本人が納得して努力できているか
この2つが揃っているがポイントかなあと考えます。
模試の結果やこれまでの伸び方、本人の得意・不得意、努力量などを冷静に見て根拠を持てるかどうか。そして「親に言われたから」ではなく、「自分がどうしても行きたい」という気持ちがあるかどうか。
この両方があるなら、無謀と言われようが挑戦すべきだと思います。しかし、どちらかが欠けているなら、「諦める」ではなく「見直すチャンス」なのかもしれません。
あの時の父の姿、そして私自身の経験があるからこそ、「頑張る価値のある頑張り」を、と切に願います。