先日、「初めまして」の方とオンラインで話しました。画面越しに現れたその方は、まるで30年来の友人であるかのように、笑顔を振りまき、親しげに話しかけてくれました。
が、が、が、とにかく、しゃべる、しゃべる、しゃべる!こちらの意見を聞く気配は一切なく、私は完全に聞き手に徹することを決めました。そしてふと、脳内にある言葉がよぎりました。
「巧言令色鮮し仁」
論語に出てくるこの言葉は、「口先がうまく、見た目ばかりを取り繕う者には、仁(思いやりや誠実さ)が少ない」という意味です。もちろん、この方が「仁がない」と決めつけるつもりはありません。自分の仕事に理念や熱意があるゆえの行動だったでしょう。
ただ、表面的な愛想の良さや話術の巧みさが、熱意として正しく聞き手に伝わるとわけではないと言いたいです。私はすっかり意識を別のところへ飛ばし、パソコンの別のページを開いて遊んでいました。
本当に思いやりのある人とは、単に言葉巧みに話すのではなく、相手の意見を受け止め、対話を成立させる人なのでは?と思います。論語の教えは、数千年の時を経てもなお、全く色あせることがありません。
古典が大好きな私。思わず目の前からの現実逃避として古典をかみしめた次第です💦侮ることなかれ古典!素晴らしい教えがたくさん詰まっています。ただし、それらを正しく実行するのはかな~り難しいですが。本当に腹落ちすることが私の課題です。