文章の型 雑感

「伝わる文章」って?

 突然ですが、そして今更ですが・・・文章って本当に難しいですね。なぜ難しいのか?理由の一つが、目的に応じて書き分ける必要があるからです。例えば、連絡事項を書く際には比喩表現や文学的表現、抒情的な表現は…要りませんよね。それよりも大切なことを箇条書きにするべきでしょう。

 さて、本年度私は某公共団体で大人向けの文章講座を5回コースで担当しています。講座のコンセプトは「伝わる文章講座」です。私が学生だった頃にいわゆる学生泣かせと言われた文芸評論家、小林秀雄氏のような文章を書くことが目的では決してありません。むしろ逆です。

 その点を少々、誤解して・・・文法的に正しいきちんとした文章を自分は書くべきであり、それを学びたいというタイプがいらっしゃり、お互いに乖離が生じていると感じる私です(💦)

※小林秀雄氏は自身の文章が難解だと評されていることは重々承知で、そのうえでなぜ難解なのかを自身で分析しています。

 では、そもそも「伝わる文章」とは?一言でいうと「読みやすい文章」・・・「読み手にとって優しい」≒「読む手の立場になっている文章」と言えるでしょう。まずは根本的なスタートをしっかりと確認するのが大切だと思います。

 ではあなた自身が、読み手だと言われたら・・・どんな文章がありがたいか?ズバリ「私に必要な情報はどこ?」に尽きるでしょう。なるべく時間とエネルギーをかけずに自分にとってプラスの情報を探しているのです。

 たとえば、あなたがモノを買うことをイメージしてみてください。お店に入ると、自分にとってよさそうななモノを探しますよね。難解な説明書きが長々とある商品を「これだ!」とは選ばないでしょう。

 これと同じで、読み手は、あなたの文章を読みたいのではなく、必要な情報が欲しいだけなのです。それゆえ、今、自分は誰に対して何を伝えるべきなのか?そして伝わる文章になるためには何が必要かをしっかりと意識しましょう。

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