雑感

入試のブラックボックス❓

 高校入試に欠かせないのが「内申書」。正直言って、この内申書って・・・どうなの?と言いたくなりますよね。なぜなら、評価基準があいまいだからです。次の記事・・・考え込んでしまいました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e1a191d36031f4f084561b3480b50b33f16197c4?page=3

 学力テストであれば、受験生全員が同じ問題を解いて点数が決まりますが、内申書は先生によって基準が違ったり、例えば学校全体のレベルが高いと当然「内申点」を取りづらくなるわけで・・・。

 実際、学力はかなり高かった生徒。通っている私立中学のレベルが高かったため公立中学で5段階評価の5を取るよりも5を取ろうと思うと本当の本当に大変で・・・公立高校、不合格でした。

 私の時代も、そして教え子ちゃんたち・・・多かれ少なかれ「内申書」に脅かされ不条理な点数を付けられ・・・というパターンがありました。

 では、内申書を廃止すればいいか?というと私はそうは思いません。記事にもあるように「世の中の理不尽さを学ぶいい機会」だと私も捉えるからです。

 私はいかにして内申点を稼ぐか?と必死で、幸いそれなりの内申点をゲットし第一志望の高校には受かりました。でも、「内申書」という脅威を初めとしてあまりにも理不尽なことが多かった中学生活、、、。

 周囲からすると私は楽しそうに見えたでしょうが、自分の中ではまさにブラックボックスに入れたい時期です。しかし、あの時代があったからこそ少々の事ではへこたれない精神力を養えたのも事実です。

 今や、「うちの子を内申書等で振り回せたくないし。」「個性的で先生ウケが悪いタイプなので・・・。」という理由で中学受験をと考える保護者が多数います。事情が許すならば中学受験したらいいと思います。

しかし世の中、理不尽なことはつきものです。それらを避け続けることは不可能ですし、理不尽さを避けるために盲目になって子供に対して過保護になってしまうタイプを見ると「公立中学で人生経験して!」と内心でつぶやく私がいます(汗)。

 

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