対比 短歌・俳句

国語だけど、美術?!

 以前、某中学生に「短歌では、前半と後半で内容や色を対比させている場合が多い。具体的には『白と赤』『白と青』『赤と白』『赤と緑』など」と、実例を示しながら説明すると興味深いコメントが返ってきました。

(生徒)「本当にそうですね!じゃあ、なんで赤と緑が対比されるんですか?」。

(私)「赤と緑は補色だから。色の色相環で、赤と緑がちょうど反対側になるから。これら反対の色同志は補色とよばれ、組み合わせがいいらしいよ。だからかな?クリスマスカラーといえば赤と緑が使われてるよね。」

(生徒)「なるほど!補色と呼ばれる関係なんですね、赤と緑は・・・。だからゲームのスーパーマリオ、マルちゃんの『赤いきつね』と『緑のたぬき』なんですね。」

 「あっ」!東洋水産のカップラーメン、マルちゃんについては生徒の言葉をきっかけにして気づきました。何はともあれ色においては「相性のいい組み合わせ」が存在し、それらが短歌や俳句にも用いられているのはとっても興味深いことです。

 なーんとなく解く・・・のではなく、どんな工夫が凝らされているか?などなどを意識しながら短歌や俳句を眺めると意外な発見があって面白いです!ぜひお試しを!

 

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