短歌・俳句

新春、迎春の「春」って・・・いつ?

 年が明けた早々に「新春スペシャル」「新春大売出し」といった見出しがあちこちに!!また、年賀状のあいさつ文として「新春のお慶びを申し上げます」「迎春」などなど、やたらと「春」という字が使われていますが・・・皆さん不思議に感じたことはありませんか?

 私は幼いころは「お正月」≒めでたい≒ウキウキする≒「春」と思い込んでいました。が、が、が、実は実は旧暦では1月~3月が「春」だと知ったときに自分の思い違いに気が付きました💦

 現在は「新暦(太陽暦)」をメインで使っていますが、明治政府になるまでは旧暦がメインでした。そして伝統的な物事においてはいまだに旧暦を基準としている場合が多いです。ちなみに俳句における「季語」は・・・ハイ!もちろん「旧暦」を基準としています。

 そのため「ひな祭り」とあれば3月、3月は旧暦では「春」なので季節は春と答えなくてはならないのです。今の基準で「冬!」なんて答えてしまうと✕になります。同じように「五月雨(さみだれ)」も旧暦では4~6月が夏なので当然、季節は「夏」が正解となります。

 ちなみに国語の試験に出るから・・・というのがきっかけだったとしても「旧暦」について知っておくと日常生活が豊かになります!例えば、東北や北海道では8月に七夕祭りを行いますが、これは旧暦の7月(新暦の8月)に合わせて行っていると理解できます。

 国語は将来はもちろんのこと、日常生活においても知っておくと役立つ内容が多いので、皆さん張り切って学びましょうね~~。

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