文章の型 読書感想文

読書感想文の書き出し

 突然ですが・・・次に読書感想文の書き出しを2種類準備しました。まずは読んでみてください。

(1)私がこの本を読むのは、実は今回で2度目になります。小学校の時に1度読んでいたのですが、その時は意味が理解できずに終わりました。しかし、なぜか気になる本だったので、自分の理解力の成長を確認できるかと思い、また読むことにしました。

(2)「なぜ、いきなり王子様が砂漠にやってきたんだろう?」「王子さまは無事に星に帰ることが出来たのだろうか?」。これは、以前にこの本を読んだときに感じたことです。この本を初めて読んだ時、私(僕)は小学生だったので、よく理解できなかったこともありました。でも、なぜか気になる本だったの今回再び読んでみることにしました。

 同じ内容(「星の王子様」の感想文)を2種類の書き方で表しました。(1)は「読書感想文の書き方」の例として市販の本やネットトで紹介されている書き方です。この「例」は「可もなく不可もなく」といった感じでしょうか。一言でいうとオーソドックス。

 (2)は(1)を元に、内容を変えずに書き換えました。読書感想文の審査員の立場として、「もっと読んでみたい、この感想文」と思えるようにしました。審査員をしていると、大量の感想文を読む必要があり・・・となると最初の数行である程度の勝負をつけてしまいます。

 最初で興味を失くしてしまうと、残りはサーッと読み進めてしまいます。審査員に読んでもらう、他社に感動を与えるためには、どうすればいいか?「

 伝えない」「説明しない」☞「会話文」「自分の気持ち」から始めると効果的なのです。ビジネスにおける会議などでは全くの真逆で、まずは結論ありきでしょうが、あくまでも「読書感想文」の場合は最後まで読んでもらえるための工夫が必要となります。

 また、巷に出回っている情報の数々はまさに玉石混交です。信憑性のない「読書感想文例」「読書感想文の書き方」も数多くあります。書き方を調べることは大切ですが、内容をきちんと吟味しましょう。

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© 2021 森下藍理 国語・文章・読書感想文指導講師