勉強法 雑感

上手な介入

 

 

 私は仕事柄、あらゆる教育関係者の本、メルマガ、ユーチューブ等々をチェックします。賛同・参考にできる部分を自分に取り入れて今後の指導に役立てたいと思うからです。

 それにしても・・・面白いぐらいに意見が2極化しますね。ズバリ「理想的な主張」VS「現場を見たうえでの主張」といった感じでしょうか。正直言って私は「現場を見たうえでの主張」に賛同します。

 例えば、理想的な意見としては「子供の自主性に任せる」となるでしょう。しかし、教育について悩む親御さんにとって、自分の子供の自主性に任せる勇気がない、任せた結果が今の状態・・・というパターンがほとんどというのが現状なのです。

 それゆえ私は「上手な介入」を保護者にはお願いしています。「口は出さずに手を出す」といった感じです。例えばワークの答え合わせを保護者がする、しかし間違ったところに関して「なんでこれを間違えたの?」「間違いが多すぎる」と言ったマイナス言葉ではタブーとお伝えします。

 マイナス言葉ではなく「この分野が苦手ならば○○先生(塾や家庭教師)に聞いてみる?」「定期試験、漢字で落としているね、もったいないから次回は漢字をしっかりやったら?」といったプラスの声掛け、さらには漢字テスト前には口頭で言葉を保護者が伝え、それを本人が漢字に直すといったサポートをお願いしています。

 子供が思春期で親のサポートを拒否するならば別の方法を考える必要があります。しかし、そうではないならば「適切なサポート」を心がけることこそが成績アップのみならず親子の連帯感といったものにもつながると私は考えています。最悪なのが「勉強しなさい」と漠然とした言葉を伝えるだけで、隣室で大きなボリュームでテレビなどを親だけが楽しむ・・・でしょう。

 少なくとも子供の勉強で悩んでいない、自主性に任せてうまくいっているという方は私のこの文章そのものは読まないでしょう。この文章に興味を示して下さった方にはいわゆる「理想論」よりも「上手な介入」をお勧めです。

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© 2021 森下藍理 国語・文章・読書感想文指導講師