「走れメロス」を読んで、「友情」をテーマに感想文を書いたとしましょう。 感動のラストシーンを経て最後の一文を、こう締めくくったらあなたはどう感じますか?
「私は友情や絆を大切にして、世界平和を目指します」
読み手はきっとこう思うはずです。 「え? 友情の話から、いきなり世界平和? 飛躍しすぎてウケる!(笑)」
実はこれ、笑い話ではありません。 小論文やレポートではこれと同じ現象が頻発しているのです。
本人はいたって大真面目なのですが、身近なエピソードを無理やり専門的な結論にこじつけようとするあまり、 論理の飛躍、「ワープ」が起こっているのです。
厄介なことにテーマが専門的であればあるほど、書いている本人はその「飛躍」に気づけないということです。 「良いことを書こう」という熱意が、客観的な視点を曇らせてしまうからです。
せっかくいい内容や方向性だったとしても「こじつけ」で論理が飛躍してしまってはもったいなすぎです。
だからこそ、書き終えたら「この結論に、整合性はあるか?」 「途中でワープをしていないか?」ということをしっかりと意識して読み直してほしいです。
そもそも、最初のメモづくりの段階で細かく論理を整理してほしいです。また、自分一人で気づくのが難しいからこそ、冷静に判断できる第三者の目に見てもらうことも大切ですね。