友人から届いたLINEに、心底救われた気持ちになりました。そのメッセージは、
「その前に先ずは寝てくださいと、あちこちの先生から言われているそうですね。私は言いません」
というものでした。
私はこれまで、健康のプロに会うたび「森下さん、まずは寝てください」という「正論」おっしゃっられては、内心「それができたら苦労しないよ…」と内心でつぶやく自分がいました。
今の自分には睡眠が必要だと分かりつつも、やるべきことが多すぎて、それが実行できない状況があるのです。そんな時に、最も必要で最も実行困難な「正論」をあえて言わないという友人の配慮。
これこそが、本当の「想像力のある優しさ」ではないかと強く感じました。正論は、常に正しいがゆえに誰でも簡単に口にできます。
しかし、相手の状況を深く想像し、その正論を飲み込み「そっとしておく」という選択をすること。それは相手のエネルギーを奪わず「あなたはもう十分に頑張っている」という温かいメッセージです。
私自身も、周囲が大変な状況の時はあえて助言をせず静かに見守ることがあります。「自分の本音に忠実に」という自己啓発の潮流がありますが、それが「他者への想像力の欠如」と結びついてはダメだと思います。
いまだにセミナーの案内を2日起きぐらいに次から次へと送り続ける知人に対して、私が未読スルーを選ぶのは、自分の平和を守るための合理的な判断だと思っています。
自分の本音を大切にしつつ、同時に他者の状況を思いやる。このバランスこそが疲れない人間関係を築く鍵だと思う今日この頃です。