雑感

自主性という名の放置?

    生徒さんの保護者とラインをやり取りしていてふと思ったことが・・・。それは、最近、「子供の自主性を尊重する教育」を掲げる大人が増えているということです。

 「自主性に任せる」という常套句でごまかしている?という部分がチラホラ・・・。確かに、自分で考え、選び、決める力はこれからの時代に欠かせない力です。しかし、私はこの「自主性」を掲げる指導方針に、少し懐疑的です。

 なぜなら、自主性を大切にすることと、子供を放置することを混同している大人が少なくないからです。「任せている」というより「見ていない」「関わっていない」――そんな実態を感じる場面もあります。

 子供はまだ未熟で、視野も狭く、経験も乏しい存在です。だからこそ、大人の軌道修正や助言が必要な場面は必ずあります。それを「自分で気づくまで待つ」というのは、少々無責任ではないでしょうか。

 自主性を育むことと、大人が導くことは両立できます。むしろ、子供が自分なりに考えたことや子供の行動に対して、的確な声をかけるからこそ、自主性は本物になります。
 
 子供にすべてを委ねるのではなく、「見守り」「寄り添い」「支える」ことが求められています。教育とは放任ではなく、あくまで「伴走」だということを忘れたくないと思うラインのやり取りでした。

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