雑感

母国語でも難しい?「読み方」の技術

 先日、行きつけの整体院の先生とお話ししていたときのことです。先生はふと、「僕は英語が分からないから、最新の専門書が読めない。もし母国語が英語だったら、もっと楽だったのに……」とおっしゃいました。

 その言葉を聞いた私は、思わずこう答えました。

「いえいえ、たとえ母国語が英語だったとしても、専門書は結構難しいですよ」

と。しかし、その真意はなかなか伝わらなかったようです💦では、なぜ私がそう考えたのか? 理由は単純です。文章にはさまざまな種類があり、それぞれに「読み方のコツ」があるからです。

 たとえば、取扱説明書を思い浮かべてみてください。大半の人が、母国語で書かれていても「何が書いてあるのかよく分からない」と感じた経験があるでしょう。

 それと同じで、たとえ母国語であっても、専門的な内容、実用的な文章は、単に言葉が分かるだけでは十分に読みこなすことができないのです。そこには、文章の構造を理解し、重要な情報を拾い上げる「読み方」の技術が必要なのです。

 むろん、母国語であれば、基本的な理解度や読解のスピードは高まります。しかし、専門的な文章を正確に理解するには、母国語かどうか以上に、「どのように読むか」という意識と技術が問われるのです。

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